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医療過誤訴訟の流れについて

医療過誤、または医師の説明義務違反により、納得のいかない結果が発生した場合、どのような流れで訴訟を提起するのでしょうか。

 

最初に重要となるのは、情報収集・証拠収集です。医療過誤訴訟というのはとても難しい訴訟類型の一つなのですが、その理由の一つが情報収集の難しさです。患者の情報や治療情報などは基本的に全て病院側が持っていますから、最初の段階では患者側はとても不利な状況なのです。

 

そこで、カルテ開示をすることや、医学書や文献の収集、別の医師に意見を仰ぐことなどで情報をできる限り集めます。医療機関側に説明を求めることも方法の一つですが、こちら側が訴訟を考えていることをアピールしてしまったり、応戦的な態度で臨むなどすると、医療機関側は身構えてしまいます。あくまで純粋な疑問や患者側の懸念事項を参考までに尋ねるという姿勢で少しずつ集めていきます。

 

その上で、ある程度の情報が集まって、医療機関側の責任を立証できそうだという見通しが立てば、任意の交渉に移ります。任意の交渉とは、第三者機関を通さずに直接話し合うことです。この時点で病院側が責任を認めており、金額も小さい場合、示談に応じることも少なくありません。もっとも、その示談金額に納得がいかない場合や、相手方が責任を認めない場合は裁判所を通した解決を目指すことになります。

 

医療裁判は、証拠収集が困難ということや、専門的な内容を含む上、それを裁判官に認めてもらわなくてはいけないという立証の難しさがあり、大変に厳しい訴訟です。そのため実際に医療訴訟を提起するかどうかは詳細な検討が必要です。

 

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弁護士 有田 和生(アリタ カズキ)

  • 所属団体

    大阪弁護士会

  • 経歴

    1997年 3月 智辯学園和歌山高校  卒業

    2001年 3月 立命館大学法学部  卒業

    2008年 3月 大阪大学大学院 高等司法研究科 修了

    2009年 12月 弁護士登録(大阪弁護士会)

弁護士 權野 裕介(ゴンノ ユウスケ)

  • 所属団体

    大阪弁護士会

  • 経歴

    2000年 3月 大阪府立三国丘高校 卒業

    2005年 3月 大阪大学法学部 卒業

    2008年 3月 大阪大学大学院 高等司法研究科 修了

    2009年 12月 弁護士登録(大阪弁護士会)

弁護士 常谷 麻子(ツネヤ アサコ)

  • 所属団体

    大阪弁護士会

  • 経歴

    2000年 3月 北海道立釧路湖陵高校 卒業

    2005年 3月 大阪大学法学部 卒業

    2008年 3月 大阪市立大学大学院 法曹要請先行 修了

    2008年 12月 弁護士登録(札幌→和歌山→大阪弁護士会)

    2012年 9月 和歌山市内勤務弁護士

    2016年 4月 近畿財務局内勤務弁護士

    2020年 4月 茨木市内務勤務弁護士

事務所概要

  • 01法テラス無料相談対応可能
  • 02地下鉄四つ橋線肥後橋駅から徒歩1分
  • 03相談は完全個室で対応いたします。(12名まで対応可能)
事務所外観
名称 土佐堀通り法律事務所
所在地 〒550-0002 大阪府大阪市西区江戸堀1-15-27 アルテビル肥後橋5階
TEL 06-6479-1223
FAX 06-6479-1224
対応時間 9:00~18:30(事前予約で時間外対応可能です)
定休日 土・日・祝(事前予約で休日も対応可能です)